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理想と現実の差を明確にする

ひとり一人が発揮する
リーダーシップについて
意見交換を重ねています。

そんな中、ある管理職から
次のような発言がありました。

「今、部下の電話応対がダメなんです。
ちゃんとしていないのです。
だから、電話応対の研修をやろうかと思っています」

詳しく話しを伺うと
部下は入社5年以上とのこと。

確かに電話応対は
丁寧かつ親切に行うに
超したことはありませんし

研修を行い、さらにレベルアップを
目指すのは素晴らしいことです。

ただ気になることが幾つかあったので
次の質問をしてみました。


「ちゃんとしていない」とはどんな状態ですか?
本人にフィードバックしていますか?
理想の対応は?

すると

「とにかく常識的に
しっかりやってくれればいいんですよ」

という答えでした。


残念ながら
このまま研修を行っても
おそらく失敗するでしょう。


なぜかと言えば・・

部下達にすれば、

何が悪いのか不明
ただダメ出しをされている
何をどうすればよいのかわからない

だから、
ヤル気にも前向きな気持ちにもなれず
やらされ感が充満。


教育や研修においては
本人達が学ぼう、もっと良くなろう
といった意識が不可欠です。

これを「動機付け」と言います。


そもそも
問題とは「理想と現実の差」で
あるべき姿と今の姿を明確にすること。

だから、

「ちゃんと」「しっかり」「常識的に」

などの曖昧な表現ではダメなのです。
どういう状態なのかを具体的にして
伝えることです。

そして、

本人達にあるべき姿と今の姿を
客観的事実として理解させる。

それが本人達の「動機付け」
につながると考えます。


このように管理職に説明をしたところ

「まずは本人達に私の思うところを伝え
話し合いから始めてみる」

と言ってくれました。


私たちはついつい

ちゃんと、しっかり、 とか
常識的に、普通に、

というような曖昧な表現を
遣うことがありますが
気をつけた方が良いですね。



最後までお読みくださりありがとうございます。

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