Infomation お知らせ

Infomation

HOME//お知らせ//言わなければわからない現実

ブログ

言わなければわからない現実

先日、ある社長から
次のような相談を受けました。

「今年、即戦力を期待して
中途で採用した40代の社員が
期待外れで困っています。
どうしたらよいでしょうか」

という内容でした。


御社にも似たようなケースはありませんか。


リーダーを期待したわけではないが、
経験者として、即戦力として、
社内に良い影響を与えてもらいたい。
また、一目おかれる存在になってもらいたい。

と思って採用することがあります。


ところが、採用してみると
ガッカリ!

本当に困ったものです。


実際のところを
本人にヒアリングをしてみると

「自分なりに一生懸命やっていますよ」
「できないことをできない、と言って
何が悪いのですか?」

このような反応でした。


これは採用した側と本人との間に
認識のギャップが相当ありそうです。


育成対象ではないので
どのように教育するかでは
ありません。

また、対処を誤ると
お互いに不幸な結果を招きます。


私は色々考えて次のように
社長に進言しました。

「彼にダメ出しする前に
どのようなレベルの働き方を
求めているかをより具体的に
提示してみませんか。

『そんなこと言わなくてもわかるだろう』

と思われるレベルまで明文化するのです。

例えば以下のように。

仕事を依頼されたら
嫌な顔をせずに受ける。

業務完遂のイメージを理解して
出来ない理由ではなく
どうしたらできるかを考える。

相談する場合は
自分の考えをもって臨む。

自分の考えに固執しすぎるのでなく、
相手の考えを認め柔軟に対応する。

悪口、批判、愚痴は思っても口にしない」



いかがでしょうか。


えっ、ここまで示すの!
新卒ではないのに!

と思われるかもしれません。


もちろん、内容は
相手の状況を鑑みて
修正、更新するべきですが、

気をつけたいことは

「そんなこと言わなくてもわかるでしょ」

ではなく、

「言わなければわからない」


これが現実なのです。


だから、より具体化(明文化)して
その実践状況をチェックしましょう。


最初は面倒に思われますが
徐々に社長や既存社員と本人の
認識のギャップは埋まってくるはずです。




最後までお読みくださりありがとうございます。


SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧