NO.2の自覚とは？

ある社長からNo.2候補のことで
相談を受けました。

社長は、このNo.2候補の
ここ数年の成長をとても嬉しく思い、

しばらく社長自身の側において
ゆくゆくは要職を任せようと
思っていたそうです。


そこで、社長の悩みとは・・

NO.2候補が成長するに従って
会社の方針に異を唱えたり
社長に意見を否定するような
発言が目立ってきたというんです。


社長としては、
がっかりするだけでなく、
腹立たしさまで感じて
しまっているそうです。

どうしたらよいか？
私の意見をもらいたい。

とのことだったので
次のポイントをお伝えしました。


「おそらく、仕事面では
社長が認めるだけあって
質の高い業務をされるのでしょう。

それはよいと思います。

問題は、NO.2としての自覚を
持てるかどうかですね。

NO.2の自覚として
絶対に外せないことは
何だかわかりますか？

それは・・・

トップの最大の理解者であり代弁者であること。

なんです！

社長は最終決済でありますが、
その意思決定までの過程で
それぞれの意見は述べるが

一旦決まったら
社長の意図を理解して
絶対に実現させるという
気概を持って臨むことです。

これを分かっていない人間を
NO.2に置いたら
社長の気苦労とストレスは
絶えないでしょう」


ここまで話したところで
理解の早い社長でしたので

「早速、本人と腹を割って
話す場を設けます。
そこで、この内容を指導してみます」

と言われ、
すぐに本人とミーティングを設定されました。


このNO.2候補が
本当にNO.2になれるかどうか
進展を見守りたいと思います。



最後までお読みくださりありがとうございます。