ザイアンスの法則

ザイアンスの法則ってご存じですか？


米国の心理学者のザイアンス氏が唱えた法則で
日本語では、「単純接触効果」といわれます。


人は接触回数が多いほど相手に好意を持つ。
人は知らない人には攻撃的・冷淡な対応をする。

ということです。


今回は、社内の関係性について
この法則をもとに考えてみましょう。

社内の関係性を深めたい
協調性のある社内にしたい

リーダーはみなこのように望むと思うのです。

でも、なかなか簡単ではありませんね。


昨今のコロナ禍で
リモートワークをする機会が増えたり
出勤しても、接触を減らすようになると
この関係性が希薄になってしまう傾向があります。

元々仲の良い人とは問題ないかもしれませんが、
そうでない人とは、余計に距離を生じさせる。

そのことで、意思疎通の齟齬、誤解、
孤立感、孤独感の増大と

リーダーが望むのとは真逆な状態に
なってしまう危険があり
放っておくと大変なことを引き起こしかねません。


そこで、そんな事態を打破して
関係性の改善、協調性を生む対策を提案します。

誰でも、簡単に、接触効果を感じさせることができる
そんな方法を紹介します。


それは・・・


『相手の名前を呼ぶ』


えっ！そんな簡単なことですか。


と思われるかもしれませんが、
とっても大事なのです。


出勤時でもリモートでも同様

例えば、朝であれば

「〇〇さん、おはよう」
「〇〇さん、調子はどう？」
「〇〇さん、今日の予定は？」

と必ず「〇〇さん」と相手の名前を言うのです。

名前を呼ぶのと呼ばないのでは
大きな違いを生みます。


名前を呼ばれた方は、
相手に対して親近感がわきます。

これが一日に何度もあれば
自分は相手にとって「特別な存在」と
感じるようになります。


「ザイアンスの法則」のように
接触回数が増えれば、
肯定的な感情を持つようになるでしょう。

それが広がることで、
より協調性のある社内になっていくはずです。


たかが、名前を呼ぶだけですが
バカにはデキません。


ぜひ、明日から「〇〇さん！」と名前を呼びましょう。
相手の反応が変わると思いますよ。



最後までお読みくださりありがとうございます。