人を大切にするとは人に関心をもつこと

クライアントのリーダーたちとの
セッション時のことです。

ある一人のリーダーはいつも
デキの悪い部下のことで悩んでいました。

「俺の部下はもう5年もいるのに、
〇〇もデキない。
□□も知らない。
おまけにヤル気も感じられない」

多くのリーダーの方も同様の悩みを
感じたことはあるのではないでしょうか。

確かに、

5つ教えれば5つ以上の仕事が
できる部下もいれば

5つ教えても1つしか
できない部下もいます。

実際のところ、
リーダー自身が部下を
選ぶことは難しく、

会社から配置されたメンバーを
活かしていくことが求められます。

さらに
デキる部下を使えるのは当たり前で
デキない部下をいかに使うかで
リーダーの実力が問われる
とも言えます。

今回の場合ですが、
とっても大事なことに気づいたのです。

このリーダーの話をさらに
聴いていたところ、
次のような発言が出てきたのです。

「俺は他人に興味がないんだよね。
だから、仕事さえやってくれれば
この部下がどうなろうとどうでもいいんだ」

このセリフから、なぜ
このリーダーが部下を育てることが
できないのかよく分かりました。

大事なことは・・・

「人を大切にするとは、人に関心をもつこと」

です。

人の上に立つリーダーが
「俺は他人に興味が無いんだ」
と言ってしまうのは、

「自分は無能だ」
と言っているようなもの。

このリーダーも部下に対して
最低限のことはしているとは
思いますが

無自覚なところで
「人を大切にしない。雑に扱っている」
のでしょう。

おそらく部下にすれば
「自分は雑に扱われている」とか
「認められていない」と
感じているのかもしれません。

当然、このデキの悪い部下にも
多大なる問題はありますが

こんな部下に対してこそ、
どんな関わり方をするかという
リーダーの姿勢が問われているのです。

相手が誰であれ世の中は
人と人で成り立っています。

だから、
「人を大切にすること」が
とっても大事であり

そのファーストステップは
「人に関心をもつこと」
ではないでしょうか。

今一度考えていただければと思います。

最後までお読みくださりありがとうございます。