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【第2回】やらされ感は、どうすれば変わるのか〈全3回〉

1回目では、
「社長は社員にやる気を与えることはできない」
というお話をしました。

今回は、動機づけをもう一歩深く
考えてみたいと思います。

一般的には、
「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」
の二つに分けられますが、
実は外発的動機づけには段階があるのです。


例えば、
「怒られたくないからやる」
「給料のためにやる」
という状態は、自律性が低い段階です。

一方で、
「自分の役割だから」
「お客様のためになるから」
「会社の理念に共感しているから」
という理由で行動している人もいます。

どちらもきっかけは会社という外部にありますが、
自律性の高さは大きく違います。

つまり、
「外発的だから悪い」
「内発的だから良い」
という単純な話ではないのです。

会社で働く以上、
最初は誰でも外発的動機づけから始まります。

新入社員が
「会社の理念に共感して入社しました」
と話していても、

実際には給与や待遇、仕事内容など、
さまざまな要素がきっかけになっています。

大切なのは、その後です。

仕事を通じて経験を積み、
会社の考え方や仕事の意味を理解し、

「この仕事には価値がある」
「自分の仕事が誰かの役に立っている」

と感じられるようになると、
自律性は少しずつ高まっていきます。

経営者が目指すべきなのは、
この変化を促すことです。

「指示したから動く社員」
を増やすことではありません。

「自分で考え、自分の意志で動く社員」
を育てることです。

そのためには、

仕事の意味を伝え続けること
会社が大切にしている考え方を
繰り返し共有すること、

そして
社員が自分で考える機会を
増やすことが欠かせません。

社員は、
「何をするか」だけでは自律的には動けません。

「なぜそうするのか」
「会社は何を大切にしているのか」
が腹落ちしたとき、

自ら判断し、自ら行動できるように
なっていくのです。


次回は、
社員が自ら考え、行動する組織をつくるために、
経営者はどのような関わり方をすればよいのか
を考えてみたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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