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忙しい社長ほど見失う“本来の仕事”

経営環境の変化が激しく、
どの業界でも予測のつかない時代になっています。

昨日までの常識が通用せず、
数か月先の見通しすら立てにくい

そんな声を多くの経営者から聞きます。

同じような環境の中でも、
苦境に陥る会社と、
しなやかに乗り越えていく会社があります。

では、
両者を分ける決定的な違いは
どこにあるのでしょうか?

それはズバリ、
「社長の時間管理」です。



社長の仕事を
「緊急度」と「重要度」で分けた場合、

多くの社長は
「緊急度」の高い仕事に時間を取られています。

先日、社長を対象にしたセミナーを
開催したときのこと。

参加された社長の一人が、
開始数分で携帯電話が鳴り、離席されました。

戻られたあと、少し愚痴っぽくこう言われました。

「何でも私に電話してくるんですよ。
本当に困ってしまいます」と。

ところが10分もしないうちに、
また電話が鳴り、再び離席。

結局、そのまま席には戻られませんでした。

実際に急用だったのかもしれませんが、
社長が対応しなければならないこと
だったのかは疑問です。

お話しぶりからも
「いつものこと」のように感じられました。

社員がたくさんいるにもかかわらず、
社長の携帯が常に鳴っている会社は、
まさに「緊急度の高い仕事」に
忙殺されている典型です。

別の言い方をすれば、
振り回されている社長とも言えます。

しかし、デキる社長は違います。

「緊急度」ではなく、
「重要度」の高い仕事を中心に
時間を使っています。

つまり、
「社長の時間管理」の質が違うのです。

では、
苦境を乗り越える社長は、
どのようなことに時間を
使っているのでしょうか?

主な内容は次の5項目です。

1. 将来の価値創造
2. 経営者としての人間的成長
3. 経営の学び
4. 部下との対話
5. 社外との関係づくり

これらは、
今日・明日に直接影響しない仕事です。
しかし、これこそが社長の本来の仕事

ドラッカーはこう述べています。

「トップの本来の仕事は、
昨日に由来する危機を解決することではなく、
今日と違う明日をつくりだすことである。
それゆえに、後回しにしようと思えば
できてしまう仕事である。」

まさにこの言葉どおりです。

目の前の“緊急対応”に追われる社長は、
「社長の仕事をしていない」
と言えるのかもしれません。

今こそ、
社長が本来すべき仕事の優先順位を見極め、
未来を見据えて時間を使うときです。

そして、その際に最も頼りになるのは
信頼できる社員の存在です


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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