文句ばかり言う社員に共通する、たった一つの理由

社員の仕事に対する意識や、
会社に対しての姿勢について
考えさせられるケースが多くあります。


採用面談のときに、

「一生懸命頑張りますので雇ってください」

と言うから採用したのに

しばらく経つと、

「やってられない」とか
「この会社はおかしい」など、

文句ばかり言う。

そんな社員、いませんか？

せっかく期待して採用しても、
このような状態では本当にがっかりしますね。

中小企業では、
こうした“レベルの低いミスマッチ”
が後を絶ちません。
経営者としても、本当に頭の痛い問題です。

◆ 原因はどこにあるのか

そこで、ふと思いました。
「なぜこんなことが起きるのだろうか」と。

そして、
ある仮説にたどり着いたのです。

それは
文句ばかり言う社員の共通点は
「仕事観（労働観）」が極めて未熟であるということです。

◆ たった3つの質問で「仕事観」が見える

その人の仕事観を見抜く、
シンプルで効果的な問いかけがあります。

たった3つの質問で、
その人の“働く軸”が手に取るように分かります。


採用面談の際に、
ぜひ次の3つを聞いてみてください。

1．あなたは仕事を通して何を得たいですか？
2．なぜ、それを得ることが大切なのですか？
3．何をもって「いい仕事をした」と言えますか？

いかがでしょうか。

特に「仕事を通して何を得たいか？」への回答に注目です。

◆ 「お金」と答える人は要注意

「お金」と答える人は要注意です。

もちろんお金を得ることは当たり前のこと。

しかし、
仕事＝お金としか考えられない人は、
極めて未熟な仕事観しか持っていない
と言わざるを得ません。

一方で、
自分の生い立ちや夢、仕事への思いを語る人もいます。

もし仲間として迎え入れるなら、
どちらが良いかは言うまでもありません。

◆ 「お金＝悪」ではないが

誤解してほしくないのは、
「お金」と答える人が全員ダメ
というわけではないということ。

ただし、3つの質問をして
“違和感のない反応”を返せる人の方が、
将来的にミスマッチを起こすリスクは
格段に低いでしょう。

◆ 既存社員にも試してみよう

この3つの質問は、
新入社員だけでなく、既存の社員にも効果的です。

日頃から主体的に動く社員と、
そうでない社員とでは、
この問いに対する答えが明確に違ってくるはずです。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。