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達成基準を明確にすること

前々回の記事で
昇進させたリーダーが機能しない
という問題を取り上げました。

その対応として
以下の3点を明確にすること
を提案しました。


1.部署の事業の目的

2.事業(業務)領域

3.説明責任



その後、クライアントの社長と
意見交換をしたのです。


社長が言うには・・

説明責任について
定性要素と定量要素を
明文化しようとしたときに

定量要素は、目標値だから
わかりやすいが、
困ったのは定性要素

特にリーダーとしての経験値が
乏しい人は、
定性要素を明文化するのは困難。

本人に考えさせても
フリーズしてしまったり

作成はしてみたものの
中味が薄いものになってしまった。


とのこと。



中小企業の場合は
ロールモデルとなるリーダーが
存在しないというのが常です。

つまり、ロールモデルを
ここから作っていく
という思考が求められる。

これは結構大変です!


そこで、社長と議論をして
私から次の提案をしました。


「経験の乏しいリーダーに対しては
社長から定性要素の達成基準を示してください」


つまり、

どのような動きをしたら
どのような状態になったら
どのような結果になったら

良いかを事前に示すのです。



×
の3段階で示せたらよいですね。
(×は示さなくてもよいかも)



社長からは具体的に幾つかの
内容が示されました。

例えば、

今期は下記ができれば◎
ということのようです。


プロジェクトごとの
進捗を見える化して
「次の一手」をミーティングでまとめる。
その後、社長の了解を得る。


新規開発は、
事前に社長と狙いと方法を協議し
その内容を自分の言葉でメンバーに指示をする。



もしかすると
こんなのはやって当たり前でしょ

と思われるかもしれません。

でも、まずは
社長とリーダーで目指すレベルを
すり合わせすることが大事。


そして、その内容は、
リーダーの習熟度によって
更新されて良いと思います。



私は、この社長との議論から
次のことを気づきました。


「リーダーにしたのだから
これ位はできて当たり前。

と思ってしまうのは危険!

経験の乏しいリーダーには
ゴールとプロセスを一緒に考える
アプローチが大切」 と。



参考にしていただければと思います。



最後までお読みくださりありがとうございます。


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