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私欲と公欲

前回の記事で
「今こそビジョンを描こう」
というタイトルでビジョンを取り上げました。

私のクライアントの社長にも同様に
「御社のビジョンは何ですか?」
と問う機会が増えました。

この問いはシンプルですが
即答できる社長は少数で多くは悩みます。

中には全く思い浮かばない、
考えつかない社長もいらっしゃいます。

そんな社長とのやり取りです。

(社長)
「私はこれまで会社を安定させることだけを考えてやってきました。
だから売上と利益にはとことん拘ったのです。
そして、従業員の給料も他よりも上げてきました。
それ以上に何を考えたら良いのか。わかりません・・」

(私)
「社長、欲には私欲、公欲があります。
字で表すように私欲とは、自分はこうなりたい。これを得たい。
という自分から出る欲です。
これまでの社長は私欲に偏っていたかもしれませんね。

一方、公欲は、人や世の中の役に立ちたいという欲です。
どちらも大切ですが、
ビジョンは、公欲をイメージすることに近いと思います。
社長の公欲はどのようなことですか?」


するとは社長は、ハッと気づかれたようで
創業時の思いや、従業員との苦労。
または、顧客から喜ばれたこと などを話し始めました。

そして、この先のやりたいことを
楽しそうに話してくれました。

それは、会社の存在意義(目的)に基づいて
価値提供する内容でした。

(私)
「今話された内容は正に社長の公欲ですね。
それらを会社のビジョンとして表現されたらよいのですよ。」

すると、社長は気持ちのよい笑顔で
「早速、やってみます!」
と言ってくれました。


このやり取りのように

ビジョンを描くにあたり
ご自身の「公欲」について
言葉にしてみるとよいと思います。


参考にしてください。



最後までお読みくださりありがとうございます。

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