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退職理由と「原因と結果の法則」の関係

ある会社のA部長が辞意を申し出ました。

社長はその理由を尋ねると
A部長は

「これまでいろいろやりましたが
成果がでないので責任を取って会社を辞めます」と

社長は常々
『来る者拒まず、去る者追わず』で
辞める社員を止めることはしてこなかったそうです。


今回のA部長に対しても
本人の意思を尊重するつもりですが・・・

何かスッキリしないというのが
ホンネのようでした。


会社としてはちょうど新年度の計画を練っているところで
前回の記事でご紹介した『バックキャスト思考』で
目標達成のためのアクションプランを立てていました。

その最中の社長とのミーティングで
このA部長の話題になったのです。


そこで私は『原因と結果の法則』に触れ

「今、会社は将来の目指す結果のための
原因づくりを検討しています。

残念ながら、A部長は将来の結果のための退職ではなく
これまでの結果を理由にしています。

この思考だから目指した結果がでなかったのでしょう」



すると社長は


「実は、A部長はこれまでの功労者でもあり
部長に昇進させましたが
部長として会社と部の将来像を描けていたか
というとそうではありません。

新たな取り組みや改革は全くできず
結局、これまでやってきたことの繰り返し。
将来の結果のための新たな原因づくりが
全くできませんでした。

だから、退職も過去の結果が理由なのですね。」



数日後、社長はA部長と再度面談をしたそうです。
そこでのやり取りは・・

「A部長、あなたが辞めた後の部のことは
どのように考えていますか?」

「・・・・」


つまり、全くのノーアイディア。

その場で社長は腹が決まったそうです。

「A部長は将来の結果を作れる存在ではない」と。


私は社長の話を伺っていて

A部長の退職は、瞬間的には痛手ですが、
これが、新たな原因となって良い結果を及ぼすでのは
と思ってしまいました。



最後までお読みくださりありがとうございます。
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