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いつまでに、どれくらい が大事!

中小企業において経理の質は会社の質を左右します。

私が会社を判断するときに
「月次試算表がいつ仕上がるか」
1つの基準にしています。

早い会社は、翌月の15日には完成し
業績会議を実施しています。

一方、いつまでたっても試算表が締まらない会社も見受けます。

実は、この試算表の完成度合いは
経理の問題に止まらず
会社全体の仕事の質が表れるといっても
過言ではないのです。


私のクライアントで
月次試算表の完成が遅い会社がありました。

私は上記の理由から、次のように社長に尋ねたのです。

「なぜ、御社は試算表が遅いのですか?」

すると、社長は

「経理担当者は、二十日過ぎないと
伝票がまとまらないと言っています。」


私は、これではダメだと思い、強く言いました。

「社長! これは経理の業務フローの問題ではありませんよ。

いつまでに仕上げなさいと
明確な期限を設けないからできないのです。

期限を設けないから、
社員は自分の無理のないペースで進めます。

そのうえ、期限の縛りがないことで
緊張感も薄く、ミスや修正が跡を絶たない。

これは経理に限った話しではないです。
会社全体の体質です!

いつまでに、どれくらい。と
仕事に期限と質を設定するのは当然のこと。

それをしていないというのは、
単なる作業としてこなしているだけ。

そんな会社が、成長するはずありません!」


ここまで厳しく言ったので
その後すぐに、社長は経理担当者と打合せをしたようです。



繰り返しになりますが、
これは経理に限った話しではありません。


いつまでに、どれくらい。
目指す期限と質を明確にする。

当たり前のことですが、
この当たり前の徹底度合いで会社の質に差が出ます。



最後までお読みくださりありがとうございます。
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