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去る者追わず。でも・・・

「来る者拒まず、去る者追わずだ!」

ある社長の口癖です。


口癖の様に頻繁に言うのには訳があって
とにかく退職者が多いのです。

特に、社歴の浅い人の退職が多く、
採っても採っても、辞めてしまう。

そんな状態が続いての発言です。

気持ちはわかります。

「来る者拒まず、去る者追わず」
という心意気はよく理解できますし、
そうあるべきだと思うのですが。

何か違うな・・という違和感が拭えません。


去る者を追う必要はありませんが、
なぜ、去ってしまうのか
それには、必ず理由があるはずです。

その理由を知ろうとしないのは大問題と言えます。

それは当然本人なりの理由がありますが、
会社に対する理由がないわけがありません。

それを分析なり検証なりを全くしないで
「去る者追わず」と言ったところで
退職者が後を絶たず、それを補う採用を続ける。

一体、これまで採用に幾ら遣ったのか。
下手をしたら、そのお金をみすみすドブに捨てているようなもの。

見たくないモノは見ない
くさい物に蓋をする

というスタンスは早急に改めるべきですね。


そこで、その社長に次のような提案をしたのです。

社長による新人との「定期的な個別面談」


その社長に、
「最近採用した新人と話しをしていますか?」

と訊いたところ、

「入社した日以来していない」とのこと。

であれば、絶対に定期的な面談をするべき。

月に1回でもいいんです。

ずっとでなくても、
短くて半年、できれば一年。

1回15分でいいので、
社長と新人二人で会話をすること。

その中で、

最近の様子、不安なこと、自信をもてること、
家族の様子、先輩上司について など

話しを訊くことで、本人の不安は解消されるでしょうし、
社長へ親近感がわき、帰属意識が醸成されるでしょう。

さらに
先輩上司の新人への関わり方までわかります。

繰り返しているうちに、
退職する人の気持ちがわかってくるはずです。

そうなれば、次の打つ手もみえてきます。


このような対応なくして、退職者は減りません。


多忙な社長にしてみると
新人よりも優先することがあると錯覚するかもしれませんが
それは違います。

今は新人でも、将来の幹部候補かも。

そんな大事な存在をほったらかしにしてよいわけありません。


月1回、15分個別面談を予定に入れることをオススメします。



最後までお読みくださりありがとうございます。
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