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何を言うかより誰が言うかが大事

私はセミナーや研修で頻繁に

「何を言うかよりも誰が言うかが大事だから」

と伝えています。


成果を出す組織と
そうでない組織の違いは

上司と部下との間に信頼関係が構築され

部下が上司の指示通り、またはそれ以上に
動いているかにあります。

そのため上司は部下を動かすために
「何を言うか」
にとても気を遣います。


「どのような指示を出すか」

は重要であることは
言うまでもありませんが、

実は、それ以上に
それを「誰が言うか」の方が
与える影響は大きいのです。


指示を受ける側にしてみれば
信頼できる人からの指示は
素直に、快く、受け入れることができますが、

信頼していない人からの指示は
反発を招いたり、誤解、不理解など
腹落ちしないことが多いです。

と言うことは

「何を言うか」は大事ですが、
それ以上に「誰が言うか」で
大きな違いが出てしまうのです。


だから、
部下が動かない組織の上司は

「ダメな部下を持った不幸な上司」
ではなく

「部下から信頼されていないダメ上司」
なのです。


では、我々上司は
部下から信頼される存在であるために

どのようなことに
気をつけたら良いのでしょうか。


信頼される上司であるためには

結果を出す。
自己研鑽を積む。
論理的な思考をする。

これらは必須であり、ここでつまずく人は論外。


本当に大切なのは
上司である前に「信頼できる人」として
認められているかです。

「信頼できる人」と認められるかは
次の3点に集約されます。

1.態度や姿勢に一貫性があるか
2.周囲の根源的な欲求を満たしてくれるか
3.私欲ではなく公欲が強いか


まず最初に
気をつけなければならないのは
自分の態度と姿勢に一貫性を持つこと。

態度や姿勢に一貫性がないとは

相手や場面で対応が変わる人

このような人は結構います。

例えば
目上には媚びへつらうが
目下には威張る。

機嫌が良いときはヘラヘラ
機嫌が悪いときはイライラ

窮地に陥ると激高する。

などなど

これらは本人の自覚が
全くないケースが多いです。

誰も注意してくれません。

いつの間にか
部下からの信頼を失墜している
ことが少なくないのです。


自分は大丈夫だ!

と軽視せずに
一貫性のある態度と姿勢をとっているかチェックして
身につけていきましょう。



最後までお読みくださりありがとうございます。
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