自分たちの生業を再定義する

あなたは何を仕事にしていますか？

ある会社でのリーダー研修で
このような問いを出しました。

すると

私は営業です。
私は工事担当です。
私は経理です。

という答えが返ってきました。

みんなは
なんでわかりきったことを聞くんだろう？
という表情でした。

そこで、次の問いを出しました。

では、
あなたの生業を再定義してください。

あなたの考える営業とは何ですか？
あなたの考える工事とは何ですか？
あなたの考える経理とは何ですか？

自分の生業を再定義するとは、
自分のやっていることに
どんな価値があるのか、
もしくは、
どのような価値を付けるのか

それらを考えて言葉にしてもらう
そのような主旨でした。

例えば

ウエディングプランナーという仕事があります。

単純にいえば
結婚式のお手伝いの仕事ですね。

でも実際はそれだけではないようです。

結婚式まで新郎新婦の気持ちを盛り上げ
最高の思い出となる挙式を演出する役割
なんですね。

飲食店はどうでしょうか。
美味しい食事を提供するだけではありません。

ハレの日や記念日など、
顧客の「その日」のために
最高の食で最高の場を演出する。

スポーツ選手も同様で
その競技をするだけではありません。

時に観客に勇気や感動を与え
生きるエネルギーを提供する
そのような存在。

このように考えれば

営業であれば、
営業を通して顧客に何らかの
幸せや高揚感を与えるでしょうし、

工事であれば、安心、安全

経理は、社内、社外に対して
正確さと信頼を与える

そんな価値が見い出せそうです。

実際のところ研修の場では
みんな頭を抱えて悩んでいましたが
自分なりに思うところを
言葉にしてくれました。

生業を再定義するのは
簡単なことでありません。

しかし、

自分はどんな価値を提供しているのか？

と考える人と
全く何も考えない人では、

永遠に埋まることのない差が開く
のは言うまでもありません。

これを機会に

「あなたの考える〇〇とは何ですか？」

この〇〇を自分たちの本業や
業務にして考えてみましょう。

最後までお読みくださりありがとうございます。